男のロマンを三國志から教わった三國志フリークスのプライです。
👆コレを観たのでレビューを書きます✏
概要
作品の情報を簡単に書きます。
・公開日
2020年12月11日
・監督&脚本
・主演
・ジャンル
歴史コメディ
・作品の全体像
天下統一を目指す英雄たちが織りなす中国人気の歴史書『三國志』をコミカル調に大胆アレンジした作品。
・あらすじ
今から1800年前。中華統一を巡り三国【魏・蜀・呉】が群雄割拠していた時代。
民の平穏を願い、のちに英雄と呼ばれる一人の男・劉備が立ち上がった。
激動の乱世を経て、物語はやがて「魏軍80万」VS「蜀・呉 連合軍3万」という、
圧倒的兵力差が激突する「赤壁の戦い」に突入していく!
ーという超有名歴史エンターテインメント「三國志」を脚本・監督:福田雄一流の
新たな解釈で描く、完全オリジナルな映画でございます。
『新解釈・三國志』公式サイトより
そもそも、三國志とは?
作品内容を語る前に、そもそも『三國志』を知らない方もいると思うので簡単に説明します。
簡単にまとめると…
・舞台
西暦180年くらいの中国。
・元号
漢。
・あらすじ
中国が乱世に陥ったから、「俺が天下統一して中国を治めたろ」と多くの英雄たちが名乗り出て戦い合う物語。
全体的な物語の流れ
前述の簡単なまとめから、映画で省略された部分を少しだけ補足し、三國志の全体的なストーリー展開を書きます。
物語の始まりは西暦180年代の漢王朝。王朝では賄賂などが横行し、私利私欲にまみれた役人たちが悪逆の限りを尽くしていました。こんな役人たちにまともな政治が出来るはずがありません。よって、漢王朝は衰退の一途を辿っていました。そんな腐りきった漢王朝に、民たちは不満を募らせていました。
やがて、堪忍袋の緒が切れた民たちの中で反乱を起こす集団が現れました。それは「黄巾族」と呼ばれる宗教組織でした。彼らは手に武器を取り、中国各地で暴れまわりました。おかげで中国は大パニック。
衰退した王朝。黄巾族の反乱。時代は乱世へ突入しました。しかし、その乱世に乗じて、劉備・曹操・董卓などの英雄たちが天下を手中に収めようと挙兵します。英雄たちの活躍によって黄巾族は滅び、世は一時の平和を得ました。
だが、英雄たちの戦いはここから始まりました。王朝の立て直しを目指す者。衰退した王朝を乗っ取ろうとする者。自身の領土拡大を狙う者。英雄たちはそれぞれの野望を掲げ、黄巾族なき世になっても争うのでした。
戦いの中で多くの英雄たちが散ってゆき、やがて中国は、劉備が治める蜀・曹操が治める魏・孫権が治める呉の三国だけとなり、世は三国時代を迎えたのでした。そして、三国時代となっても英雄たちの戦いは続くのでした。
作品の特徴
作品の全体像が分かるように2つの特徴をピックアップします。
①´´おふざけ´´まみれの現代型コメディ
この作品は完全なるコメディ作品です。
作品名に『三國志』と表記されていますが、歴史劇ではありません。あくまで『三國志』のストーリー展開を借りて現代人に向けられたコメディです。登場人物たちは普通に英文を話すし、『三國志』を過去の歴史物語だと認知しているかのようにメタネタ発言もします。完全に´´おふざけ´´だらけの作品です。よく「三國志を題材にした映画=壮大な歴史スペクタクル映画」みたいな見られ方をしますが、この作品は´´おふざけ´´を主軸とした寸劇が次々と展開される作品です。『新解釈』とも表記されていますが、今まで語り継がれてきた『三國志』の歴史に一石を投じることは一切ありません。三國志の力を借りて、最初から最後まで´´ゆる~く´´ふざけ倒します。
この作品を要約するならば、「三國志でふざけてみた」といったところでしょう。
②´´ツッコミ´´だらけの登場人物たち
登場人物たちは、全員が歴史書に記された人物だけです。しかし、この作品の場合、ほとんどマトモな人物はいません。基本的に全員が「もし、あの人物が〇〇だったら~」というネタキャラに設定されています。三國志を読んだことがある方からすれば、「おいお前、嘘だろ!」とツッコミを入れざるを得ないキャラクター像ばかりです。そのため、三國志を読んだ方にとっては大きなギャップを感じることになります。
作品の評価
さて、作品の評価をしていきたいと思います。
以下の2つに分けて書いていきます✍
- 世間的評価
- 個人的評価
さて、まずは世論の声からいってみましょう👀💨
世間的評価
さて、この『新解釈 三國志』、どうやら賛否両論が巻き起こってようですね💧
この記事を書く前に映画のレビューサイトを閲覧しましたが、どのサイトも⭐5段階評価のうち⭐3つを切っていましたね。んで、サイトに投稿されてある感想の数々は酷評の意見がほとんどを占めています( ゚Д゚)
👇酷評の多くが以下のような感想でした
・ギャグが笑えなかった
・三國志をバカにしている
・監督と出演者たちの自己満
・寝てしまったZzz
全部まとめて言えば、「作風にハマれなかった」ってやつですね☝確かに、その気持ちは分かるよ💨ただ、私が言う「分かる」は「作風にハマれなかった」ということに同感したわけではないし、同調することでもありません。あくまで「作風にハマれなかった」という方々の気持ち´´も´´理解できるという意味です。
個人的評価
じゃあ、私も世間的評価と同様に酷評してダメな点をツラツラ書いていくのかというと、違います。私は全く酷評するつもりはありません☝かといって、作品の擁護に徹するわけでもありません。単純に思ったことを私の主観で感想を述べていきます。
まず、個人的には、わりと楽しめる作品でした✨多くの酷評が目立ちますが、劇的につまらない作品だとは思えません。ですので、「酷評=『新解釈 三國志』は面白くない」と身構える必要はありません。もし、私が⭐5段階で評価するのであれば、どんなに粗探しをしても⭐3つ以下の評価を下すことはないです。
どの映画、いや、映画に限らずエンタメ作品全般におけることですが、作品を観たりプレイしたりするのに何を求めるかの軸で感想は人によって全然変わってきます☝
今回の作品においては、以下を軸に求めた方が多かったのではないかと思います。
- お笑い
- 歴史劇
- アクション
この3つのいずれかだけに軸を絞って観ると、酷評する方々の気持ちは分かります。この3つの軸単体だけで評価するとなれば、私自身も微妙な評価をします。
けれど、私は「お笑い」も「歴史劇」も求めたのは二の次か三の次です。
私が求めた軸はコレです👇
比較
そう。歴史ものの特権である比較要素です。
私はいくつかの三國志を題材にした本を読んだり、ゲームをプレイしたりしています。当然、作品によってクリエイターが変わるので、ストーリー展開は同じでも見せ方は全然違います。違って当然。日本の歴史ものもそうですね。大河ドラマでも同じ歴史上の人物でも作品によって雰囲気や立ち回りが違いますし、演じる役者さんによっても別物へと変化します。
だから、私は三國志の作品に触れる際には、「この作品はどの見せ方をするのだろう」と従来の三國志作品と見比べる楽しさが´´前提条件´´となっているのです。そのため、今回の『新解釈 三國志』でどれだけ酷評の嵐が巻き起こっても、「この作品は、この場面をこう表現してきたか」と楽しむことが出来ます。例え、私以外の世界中の誰もが酷評したとしても。(さすがに言い過ぎた。)ですので、『新解釈 三國志』も今まで触れてきた三國志作品と見比べながら鑑賞して楽しんでいました。劇中の人物やストーリー展開に「いや、そこはそうするんかーい」とツッコミを入れながら観てました。
案外、こういう鑑賞方法も楽しいものですよ。まあ、歴史ものやリメイク作品しか通用しないんですけどね(笑)
というわけで、私の個人的評価をまとめると、「今まで触れてきた三國志作品と見比べながら観ると楽しいですよ」になります(`・ω・´)ゞ
登場人物
さて、感想を語った後は、映画に登場した人物たちを紹介していきます。
各勢力ごとに以下の2段階で人物像を紹介します。
①世間のイメージ
世間的に浸透した人物像や扱われ方を三國志の文献やエンタメ作品から書きます。私はゲーム『真・三國無双』の大ファンなので、ゲームネタが多くなります。
②映画の人物設定
そのままの意味です。作品のオチに直結する部分には触れません。
さて、せっかくコメディ映画のレビューなので、ここからは私自身もコミカルにふざけていきたいと思います(^▽^)/
特に、「①世間のイメージ」の部分は『新解釈 三國志』以外の何らかの三國志作品に触れた方でないと理解不能な一面もあります。注意して読んでください。「あっ、これはダメだ。ついてゆけぬ…」となったら、「さいごに」の章まで飛ばしてもらって構いません。
ちなみに、登場人物たちの画像は全て、ゲーム『真・三國無双7』のシーンから使用しています。
蜀
劉備を主君とし、ヒーロー像で描かれがちな皆様方。
劉備(りゅうび)
①世間のイメージ
自らを王族の末裔だと称する英雄。温厚な人柄で仁義を通す誠実な人物。夢は王朝の再興。のちに蜀の皇帝となる。
鏡を使わずに目視できるほど耳たぶが垂れてたらしい。また、腕が膝まで届くほど長かったらしい。これら2つのことから、悪魔の実を喰らってゴム人間になったと考察した者たちが、劉備の正体はワンピースのルフィだという都市伝説を提唱したらしい。
②映画の人物設定
面倒くさがりでワガママ極まりない性格。さらに、酒癖が悪いというまさかのダメ人間キャラ。しかし、そんな彼になぜか多くの家来たちが付き従うという謎のカリスマ性を秘めている。
関羽(かんう)
①世間のイメージ
大きく重たい薙刀を手足のように扱い、次々と敵武将を切り倒す猛将。三國志の最強武将談義で必ず名前が挙がる。
異常なほどアゴヒゲが長く、その長さは胸に届くほど。そのため、実写で三國志作品を製作する者たちは「長いアゴヒゲが似合う役者」を探すことに苦労を強いられている。
三國志に登場する男性たち全員は、本名以外に「字(読み:あざな)」と呼ばれるもうひとつの名前が付けられている。例えば、劉備なら「玄徳」、諸葛亮なら「孔明」と別の名前がある。で、関羽の字は何か。それは「雲長」である。「雲長」と書いて「うんちょう」と読む。そう、うんちょう。途中で区切ったら、「うんち」。つまり、関羽の字が「うんちょう」だと知った小学生男児は、誰もが漏れなくこのネタで笑っている。事実、私や友達がそうだった。
②映画の人物設定
ツッコミ役1号。
張飛(ちょうひ)
①世間のイメージ
関羽と同じく三國志最強武将談義に名前が挙がる最強の一格。だが、酒の飲み過ぎで部下に体罰を働いてしまう。その後、泥酔してしまい、その隙に体罰を喰らった部下が裏切って自身の城を乗っ取られるという珍事を犯す。そのため、「反面教師にしたい三國志キャラ」でも常に上位を争っている。
②映画の人物設定
ツッコミ役2号。
趙雲(ちょううん)
①世間のイメージ
劉備に仕える武将。
大勢の敵の中に取り残された劉備の息子を単騎で乗り込み救出した逸話で有名である。だが、三國志を読んだ方々にとっては、これを過ちと呼ぶ者が多い。何が起きたかは実際の三國志を読んでくだされ。
ゲーム『真・三國無双』の趙雲があまりにもイケメンなためかは知らんが、他のエンタメ作品でも趙雲はイケメンに設定されることが多くなった。この「趙雲=イケメンキャラ」という風潮が常態化したため、エンタメ作品で趙雲をイケメンにしないとユーザーから反感を買うのが常となった。そのため、「イケメンキャラ」というよりも「忖度キャラ」と表現した方が正しいかもしれない。
②映画の人物設定
今回演じるのは岩ちゃんこと、岩田剛典さん。やはり、イケメンがキャスティングされた。当然の結果だな。
諸葛亮(しょかつりょう)
①世間のイメージ
数多くの戦略で当時の中国民を圧巻させた天才軍師。三國志を代表する歴史上の人物。三国の皇帝たちを差し置いて、世界史の教科書にていの一番に取り上げられるチャッカリ者。
ゲーム『真・三國無双』の影響で、「諸葛亮=レーザービームを放つ異星人」というイメージが定着し、彼をサイヤ人と崇める中二病患者が後を絶たない。
②映画の人物設定
安請負のフッ軽マン。それ以上も以下もない。
黄夫人(こうふじん)
①世間のイメージ
諸葛亮の妻。恐妻家であり諸葛亮を尻に敷いていた逸話が残る鬼嫁。
②映画の人物設定
やはり、鬼嫁の設定である。だが、それだけではなかった…。今までの三國志を題材にした作品で、黄夫人にここまでスポットライトを当てた作品はなかろう。
魏
曹操を主君とし、ヒール役で描かれがちな方々。
曹操(そうそう)
①世間のイメージ
三国のひとつ魏の礎を築いた君主。
家柄に囚われた雇用と賄賂で地位を得ようとする者たちが横行していた中国において、実力主義を徹底した働き方改革者。そのため、総理大臣になってほしい歴史上の人物第1位の座をほしいままにしている。
陰謀論なのかは知らんが、王朝の再興を目指す劉備と敵対していたということだけで王朝に仇なす悪役として扱われることがある。そのため、劉備は正義の仁君と描かれるのに対して、曹操は悪の魔王と脚色されることがある。だって、「赤壁の戦い」に勝利した暁には周瑜の妻・小橋を奪って祝い酒を飲もうとしたぐらいからね。まあ、三國志は約1900年前の時代だから真実は知る由もない。
②映画の人物設定
ボケとツッコミの両役担当。ということは、演じるのはお笑いコンビ『笑い飯』のどちらか2人かと思うが、実際に演じるのはシュン・オグリさんである。映画『キサラギ』の時から思っていたけど、シリアスなキャラを演じる小栗旬さんよりもコミカルなキャラを演じる小栗旬さんの方が私は好きだ。
夏侯惇(かこうとん)
①世間のイメージ
曹操軍の武将であり、曹操のいとこでもある。そのため、作品によっては曹操を呼び捨てする設定が見受けられる。
『真・三國無双7』では、担当声優がワンピースのゾロ役の中井和哉さんであるため、そろそろ三刀流にしてほしいと謎の要望が挙がっている。
②映画の人物設定
やっぱり曹操を呼び捨てにしていた。
許褚(きょちょ)
①世間のイメージ
「褚」の字がパソコン等で「ちょ」と変換しても検出されないことで有名。
曹操軍の猛将であり、腕っぷしが強い人物と描かれる。腕が丸太を彷彿させるぐらい大きかったらしい。そのため、漫画『彼岸島』とのコラボを望む者たちがカルト的に存在する。
ゲーム『真・三國無双』では、おっとり食いしん坊キャラという設定にされている。しかも、『真・三國無双』7作品目ではバレーボール選手となっており、完全にネタキャラとして扱われている。
②映画の人物設定
なんと、『三國無双』に続くネタキャラ許チョが誕生してしまった。
呉
蜀と共に一応ヒーローサイドになる方々。映画では描かれていないが、他の三國志作品では魏と共にヒールサイドにも回る。
孫権(そんけん)
①世間のイメージ
呉の皇帝となる人物。だが、漫画や小説では他2国の君主キャラ(劉備と曹操)が中心に描かれるため、両者の陰に隠れがちである。実は、ゲーム『真・三國無双』の5作品目にて、劉備と曹操は主人公としてのストーリーがあるのに、孫権だけは用意されていない。しかも、「もし孫権の親父が存命で君主になっていたら?」というIF設定で親父に主人公の座を奪われる不遇ぶりである。その反省からか、7作品目では親父が存命というIF設定が発動しても主人公になるという破格の扱いを受けている。だが、『真・三國無双ゲームキャラ人気投票』で順位は振るわなかった。なぜなんだ…。
②映画の人物設定
めっっっちゃ素直な人。
周瑜(しゅうゆ)
①世間のイメージ
水軍総司令官。
名前の読み方が「しゅうゆ」のため、初めて彼の名を聞いた者は「え?しょうゆ?」と訊き返すのが定番となっている。ちなみに、私はこの記事で「しゅうゆ」と記載する箇所を何回か「しょうゆ」と間違って入力してました。
三國志の中では希代のイケメンキャラであり、三國志のプリンスである。趙雲と違って、なんかの歴史書にちゃんと「周瑜はイケメン」と記されているらしい。まあ、西暦180年ぐらいの人だから現代のイケメン基準に当てはまるかは知らんけどね。
②映画の人物設定
現代のイケメン俳優が演じます。だが、イケメンキャラというよりもキレキャラになっている。「斬首!!!」が口癖であり、三國志ファンからは「それは本来、董卓のセリフだろ!」とツッコミを受けてるに違いない。
小橋(しょうきょう)
①世間のイメージ
周瑜の妻。美女。
ゲーム『真・三國無双』では、周瑜にロリコン疑惑がかかるほど幼い見た目をしている。
②映画の人物設定
出オチキャラ。
黄蓋(こうがい)
①世間のイメージ
呉に古くから仕える宿将。君主が孫権の父親だった時代から呉に仕えている古参勢。そのため、けっこうなお年寄りであり、どの作品でも基本的にはおじいちゃんキャラである。
黄蓋が活躍する場面は、三國志で最大級のスケールで描かれる大合戦「赤壁の戦い」である。「黄蓋=赤壁の戦い」であり、「赤壁の戦い=黄蓋」と表現しても過言ではないレベルの大活躍を遂げる。しかーし、それ以外の合戦では特に目立つアクションはない。それをいいことにかは知らんが、ゲーム『真・三國無双』では爆弾使いのボンバーマンに設定された。しかし、6作品目で爆弾稼業を辞めてプロレスラーへと転職する。さらに、7作品目ではサーフィンを習得して、兼業プロレスラーとなる。もう何がなんだか分からん。とりあえず、器用なヤツだということは言い切れる。
②映画の人物設定
「赤壁の戦い」が描かれる以上、やはり登場してきた。だが…うん…。
他
三国に属さない人物も登場したので紹介します。
董卓(とうたく)
①世間のイメージ
王朝の王様をうまいこと取り込んで政治の実権を握る人物。己の都合と気の向くまま好き放題し、自身の意向に逆らう者は躊躇なく殺していく暴君。あきらかに王朝の役人勢からヘイトを買う振る舞いをしているが、配下に天下無双の武を持つ漢・呂布(後述に記載)を従えているため、誰も手を出せずにいる。だが、さすがに中国各地の英雄たちは董卓を無視できなかったため、アンチ董卓連合軍を結成した。そして、一つの大軍となって王都へ攻め寄せる。嫌われすぎだろ(笑)
傍若無人で残虐非道な董卓だが、加えて大の女好きである。もう完全に『北斗の拳』に出て来そうな敵キャラである。
②映画の人物設定
世間のイメージそのままやった。
呂布(りょふ)
①世間のイメージ
董卓に仕える天下無双の武人。
圧倒的な武で男が惚れる漢(おとこ)な人物。あまりの人気ぶりにゲーム界隈では『真・三國無双』だけにとどまらず、多くのゲームに出張するトラベラーとなっている。そのため、ゲーム界隈においては、あの諸葛亮以上の知名度を誇る。ゲーム作品に登場する呂布は、どの作品においても常に高スペックな能力を用意されるといった破格の待遇を受けている。それにより、世のゲーマーたちは「呂布ツエー( ゚Д゚)」と彼に羨望を抱く。そんな彼だが、三國志の物語においては序盤で死を迎えている(笑)そのため、三國志を読んだゲーマーたちは「呂布よっわw」と手のひらを返し、関羽派へと移っていくことが日常茶飯事となっている。
②映画の人物設定
世間のイメージ同様に武術の腕は天下無双。だが、頭脳はバカ。
貂蝉(ちょうせん)
①世間のイメージ
三國志に登場する絶世の美女。コミュニティ・クラッシャー・ガール。
表向きは董卓に仕える侍女。裏では「私の美貌で董卓と呂布をメロメロにして、色恋沙汰を起こしてご覧に入れましょう」とトンデモ発言をすることで有名。こんな女、現代の職場に居たら害悪でしかないだろ(笑)だが、実際には董卓と呂布の仲を悪くさせ、董卓の暴政に終止符を打ったからスゴイ。
実は架空の人物である。だが、モデルとなった董卓の侍女がいるらしい。
②映画の人物設定
この『新解釈 三國志』という作品は、登場人物が歴史書に記されている人物像とは90度違った性格になっています。しかし、この貂蝉だけは絶世の美女のコンセプトを崩すことなく登場する。うん…。
さいごに
福田雄一監督作品『新解釈 三國志』をレビューしました。最後にこのレビューで書かれたことをまとめましょう。
まあ、こんなところですね。酷評するほどつまらない作品ではありません。映画のレビューサイトなんて気にする必要ナシ。これから観る方は、´´ゆる~い´´気持ちで観たり、今まで触れてきた三國志作品と見比べる楽しさを見つけてください👀
それでは👋