はじめに
どうも✋かつてPS3とWiiが日本ゲーム界の覇権を争っていた時代にXBOX360で『コール・オブ・デューティ2』をリアルタイムでプレイし、その後『コール・オブ・デューティ4』で世界中がCODフィーバーとなった際に「2の頃からプレイしていた俺から言わせてもらうと、この4作目が売れる未来は目に見えていたぜぇ!」と『COD古参勢』気取ったマウントを言い放って周囲の痛い視線を浴びたゲーマー・プライです。
さ~て、私のブログではもはや恒例となったゲームレビューシリーズ(?)『コール・オブ・デューティ シリーズ』(以下:CODシリーズ)を最新作から逆行して過去作のキャンペーンモードをレビューしていくブログの”第3弾”です。
ちなみに、前回レビューした作品はコチラです👇
で、
今回レビューする作品はコチラ👇
「原点回帰」をテーマに掲げた作品『コール・オブ・デューティ ワールド・ウォー2』(以下:WW2)です。
昨今のCODシリーズの作品は現代戦や未来戦をテーマにした作品が多いですが、今作は『コール・オブ・デューティ ワールド・アット・ウォー』以来の約10年ぶりに「第二次世界大戦」をテーマにした作品です。
今では現代戦や未来戦が定番となったCODシリーズですが、2003年にシリーズ第1作が発売されてから2007年の『コール・オブ・デューティ4 モダン・ウォーフェア』が発売されるまでは「第二次世界大戦」だけがゲームの舞台でした。今作は、そんなCODシリーズの発端である戦地・「第二次世界大戦」へ「原点回帰」した作品です。さらには、現代ゲーム機の高スペックなエンジンを用いて、1度過去作で描かれた戦いを高度な映像技術でより鮮明により臨場感を加えて新たなストーリーで描かれます。
そんな「原点回帰」と「次世代機の高スペック」で現代に帰還した「第二次世界大戦」最新作『WW2』のキャンペーンモードを語っていきます。
なお、ストーリーに関するネタバレは一切致しません。
概要
メディア媒体等で公表している製品情報を以下の項目でお伝えします。
発売日
2017年11月3日。
作品の舞台
アメリカ軍視点によるノルマンディー上陸作戦
戦場
1944年6月6日のD-デイ~1945年4月5日のライン川越えまで
あらすじ
時は第二次世界大戦下の1944年。連合国軍は、ドイツ占領下の北西ヨーロッパへ侵攻する『ノルマンディー上陸作戦』を始めようとしていました。
アメリカ軍の第1歩兵師団に所属する主人公ダニエルズは作戦の命の下、仲間たちと共にフランスのオマハビーチへ向かうことになりました。仲間たちは勲章を獲得して己の活躍を残したいと、仲間たちと共に意気揚々と張り切っていました。それはダニエルズ自身も同様であり、戦果を挙げようと夢を膨らませていました。ダニエルズはそんな自身の思いや仲間たちの様子を故郷へ残してきた妻あての手紙に書き綴っていました。
しかし、ダニエルズたちの理想は大きく打ち砕かれます。彼らに待ち受けていたのは、無情に人の命が散っていく死臭が充満した”地獄の戦場”でした。
登場人物
キャンペーンモードのストーリーを彩る人物を紹介していきます💨
アメリカ軍 第1歩兵師団 第16歩兵連隊
主人公と愉快な仲間たち。「ほぼ全員がヘルメット被っていて区別がつかんわ!」とつっこまないでください。彼らも好きで被ってるんじゃないから……。
ロナルド・レッド・ダニエルズ上等兵
今作の主人公。
故郷に妻を残し、ノルマンディー上陸作戦へ参戦。プレイヤーは彼と共に血にまみれた戦場を体験する。
今作はストーリーの最初から最後までダニエルズの視点で描かれる。加えて、ダニエルズ自身がナレーションを務める。
昨今のCODシリーズは主人公は基本的に軍隊または特殊部隊などに就職した戦闘のプロであるが、ダニエルズは戦闘に関してズブの素人である。そのため、従来の主人公軍団に比べてユーザーに近しい雰囲気があり、人間味のあるキャラになっている。
ザスマン上等兵
ダニエルズの相棒的キャラ。ドイツ系ユダヤ人。
基本的にプレイヤーはこのザスマンと共に行動することが多い。まあ、今作の仕様上、彼がプレイヤーに追従してくれないとゲームの難易度ハネ上がりになってしまうからな。(後述の「原点回帰?……キャンペーンモードの内容」に詳細を記載。)
ダニエルズ曰く「最初は嫌いだったけど、今は1番の親友」、「すぐに問題を起こす奴」。
日本語吹き替え版の声が俳優の滝藤賢一さんになんとなく似ている。
アメリカ俳優のジョナサン・タッカーが演じている。
スタイルズ二等兵
トレードマークは黒縁メガネ。メガネをかけないと全く見ないほど視力が悪い。かといって、ワンピースのたしぎのように「メガネ、メガネ……」なんてことにはならない。
カメラ好きであり、常に携帯している。
ダニエルズ曰く、「顔がアメコミヒーロー・スーパーマンの主人公クラーク・ケントに似ている」。実はこれが伏線でスーパーマンのBGMと共にマントを羽織ったスタイルズが登場するかと思ったらそうでもなかった(笑)
アイエロ五等特攻兵
過去に戦地へ出兵した経験を持つベテラン兵士。
だが、ダニエルズ曰く、「世間知らず」、「勝負事に熱くなる」、「意地っぱり」と散々な言われようである。まあ、実際に彼が戦場で大きな活躍を見せるシーンがないからな(笑)彼の見所は、ムービーシーンで披露するスタイルズとの漫才じみた掛け合いである。
ピアソン一等軍曹
ダニエルズたちの上官。
プレイヤーをこき使うキャラの代表格。部下に対する扱いぶりは常軌を逸しており、彼の下で働く我々プレイヤーは何回か死ぬような体験をする💀もはや敵兵士よりもピアソンに殺されそうである(笑)それもそのはず。なぜなら、ピアソンの思想は「いかなる犠牲を払おうとも任務遂行を第一」と掲げているからである。そのため、仲間の命を第一と考える上官のターナーと意見が対立してケンカをおっぱじめる。
だが、ダニエルズ曰く「愛すべき上官」。この発言から、ダニエルズがマゾヒストであることが推察される。ダニエルズがマゾヒストであることは、本人と私たちプレイヤーだけの秘密だ(笑)
そんな血気盛んすぎるピアソンだが、かつて出陣した戦場で悲惨な現実に遭遇しており、消せない過去と向き合う日々を送っている。
アメリカ俳優のジョシュ・デュアメルが演じている。
ターナー中尉
ダニエルズたちの上官。
ピアソンと同じくプレイヤーをこき使うキャラ。だが、「仲間の命が第一」の精神を持っているため、ピアソンよりは良心的にこき使ってくれる。まあ、それでも「ダニエルズ、お前が先頭で進めっ!」と命令してくるけどね💦
詳細は後述に記載しているが、ターナーはゲーム内に登場する全銃器の弾薬を常備している。そのため、彼は四次元ポケットを隠し持っているともっぱらの噂である。それなら、軍人にならずとも武器商人として食って生きれただろうに……。
ハワード伍長
ストーリー後半から一緒に戦ってくれる工兵。
祖国のために敵地へ突っ込んでいく姿は立派なのだが、ムービーシーンに登場しないのが少し不遇である😿
デイビス大佐
ダニエルズたちの上官。やはり、プレイヤーをこき使う。さらには、プレイヤーをこき使うピアソンやターナーまでもこき使う。まさに、「こき使いの頂点」である。これが縦社会ってやつか……。デイビスの荒いこき使いぶりに「FU〇K!」と蔑む者もいる。
ダニエルズ曰く、「デイビス大佐の演説は最高」と彼に賞賛を送っている。デイビスの演説は最初のステージで聴くことが出来る。肝心の中身を要約すると、「皆で戦果を挙げて歴史に名を残そうぜ!」というノリである。ダニエルズはデイビスの話術により洗脳されたのだと私は思う(笑)
その他の仲間たち
ダニエルズたちと共に断片的に戦ってくれる人物たち。
オーグスティン・ペレズ二等軍曹
第745戦車大隊の兵士。
戦車を操縦するパートでプレイヤーが使用するキャラ。
ハワードと同じくムービーシーンの出演に恵まれず、彼の顔は近くで拝みにくい😿
マシュー・ウェバー少尉
第509戦闘航空隊の戦闘機パイロット。
戦闘機を操作するパートでプレイヤーが使用するキャラ。
ペレズとハワード同様にムービーシーンの出演なしに加えて、顔すら出てこない(笑)だから、上記の写真を使うしかなかったんじゃ😿
彼を操作する戦闘機パートの演出や操作性からは制作陣の制作意欲が感じられる。
ルソー
マキ所属のレジスタンスの女性兵士。
ドイツ潜入パートでプレイヤーが操作するキャラ。
ダニエルズ曰く、「タフなフレンチギャル」。
両親・夫・息子をドイツ軍将校のハインリッヒから殺されている。そのため、ハインリッヒに対して強い憎しみを抱いている。
いかにもアクションゲームに登場する女性キャラようにの凛としたキレイなお顔をしている。CODシリーズで数少ない女性キャラの中では美形最上位の一角であろう。
なんだか、このままバイオハザードに登場してジルやクレアの隣に並んだでも違和感はなさそうだな。メタルギアに出演して、ザ・ボスと対決しても絵になるかもしれない。
クローリー少佐
特殊作戦執行部(通称SOE)の英国軍兵士。
ステルスパートのミッションでプレイヤーをサポートしてくれるキャラ。モブっぽい顔してるなあと思ったら、プレイヤーを全面的にサポートしてくれるイイ奴(笑)モブ顔なんて名付けてゴメンよ。
あと、どうでもいいけど、ゲーム中に彼の名前は「クロウリー」とも表記されることがある。このゲームの製作中、日本語字幕を付ける担当スタッフは疲労が溜まっていたに違いない💧今更だけど、十分に休みを取ってくださいね✋
ビビアン
クローリーの部下である女性兵士。
クローリーと同様にステルスパートのミッションでサポートしてくれるキャラ。
ビビアンがムービーシーンに出演すると、なぜかカメラは彼女を遠くからしか映そうとしない。これにより、WWⅡのカメラマンはビビアンの元カレであり、近くで撮影すると気まずかったという説が提唱され始めた。真相は知らんが、なにはともあれ、こう遠くてはビビアンの顔をムービーシーンでは近くで拝むことはできない。どんなに頑張っても上記の写真ぐらいである。ちなみに、上記の写真は遠くに映るビビアンを無理くりドアップしただけである。”ビビアン画面映えしない事件”の真実は未だに闇の中だが、ルソー派である私にとっては気にとめる問題ではなかった👍
ドイツ軍
アメリカ等の連合国軍と対立する国。
ハインリッヒ
ドイツ軍の将校。親衛隊および警察指導者。
ルソーの家族を殺害した張本人。ルソーから”目の敵”にされている。
暗くてよく見えないが、ケツアゴである。
メッツ
ドイツ軍の将校。収容所の監督者。
彼の名前を見ると、メッツコーラを思い出して飲みたくなるプレイヤーがいるらしい🍹だが、コカ・コーラ派である私には無縁だった。
カール・フィッシャー大佐
ドイツ軍の大佐であるが、裏でクローリーと内通している。ネタバレ防止のため、顔写真は載せない。
ダニエルズの家族
その名の通り。
ポール・ダニエルズ
ダニエルズの兄。カウボーイをしている。
ヘイゼル
ダニエルズが故郷に残してきた妻。
ドイツの民間人
戦争に巻き込まれた戦闘意思のないキャラ1名。そして、もう1人は……
エリカ
ドイツの民間人。ピアソンとターナーの戦争に対する価値観を露にさせるキャラ。
アナ
エリカの妹。
プレイヤーをゲームオーバー送りにさせる最凶のキャラ💀これはネタバレではない💀💀今からWWⅡをプレイするユーザーへ向けた警告である💀💀💀
原点回帰?……キャンペーンモードの特徴
キャンペーンモードの中身に関する話になります。1番大事な部分ですね。
さっきから何度も言ってますが、今作はCODシリーズの起源である「第二次世界大戦」をテーマに設定しています。これまた何度も言ってますが、シリーズの「原点回帰」です。とはいうものの……。実は、歴代のCODシリーズのキャンペーンモードには入れ込まれてない要素があります。しかも、その一部はWWⅡ以降の作品にも受け継がれています。つまり、「原点回帰」を謳いながら「新要素」を導入し、「原点回帰」を謳いながら新たな「流れ」を生んでいます。「原点」の帰還と生成を同時に果たした作品となっております。
さて、そんな新旧要素が入り混じった今作の特徴を並べていきましょう💨
圧倒的グラフィックで帰ってきた我らの戦場
今作は「第二次世界大戦」という史実をベースにしているという点もありますが、演出やムービーが戦争映画を彷彿させるほどダイナミックです。「CODのキャンペーンモード=映画的演出多い」みたいなことをよく言われますが、今作は他の作品に比べて一際目立つ演出をしていると個人的には思っています。
戦場に送られる若者たち
近年のCODシリーズは現代戦または未来戦が多いためか、キャンペーンモードの主人公および仲間たちは基本的に軍隊または特殊部隊に就職したプロの戦闘員です。しかし、今作は主人公のダニエルズや仲間数名は違います。ごく普通の一般人から軍に入隊された素人です。近年のCODの主人公たちはクールに任務をこなすことが多いですが、今作のダニエルズたちは初々しさが目立ちます。アマチュア兵士を描いた作品は他にないので、ダニエルズたちは唯一無二の兵士像となっています。
自動回復→アイテム回復
今でこそ、CODシリーズは、プレイヤーがダメージを受けたとしても一定時間被ダメージを受けなければ体力が全快する「自動回復システム」が主流となっています。
しかし、WWⅡは違います。ダメージを受けた体力は自動で回復はしません。WWⅡは救急キットなるアイテムを使用して体力を回復する「アイテム回復システム」を採用しています。しかも、救急キットの所持数は上限4個と設定されているので、無限に回復することは出来ません。(後述の「仲間との共闘感『分隊アビリティ』」にも記載していますが、味方AIから救急キットを支給してもらって増やすことは出来ます。)ですので、従来のCODシリーズとは一味違った緊張感を味わえます。(これを良しとするかはプレイヤー次第ですけどね。)
ちなみに、記念すべきCODの第1作目も「アイテム回復システム」でした。この部分も「原点回帰」だったわけです。
仲間との共闘感『分隊アビリティ』
今作は味方AIの役割が大きいです。
元来、CODキャンペーンモードの味方AIは飾り的な存在でした。ミッション中、プレイヤーと共に行動を取りますが、敵をほとんど倒さないうえにプレイヤーを援護することはありません。ムービーやミッション中にセリフをしゃべるかか何らかのアクションを披露してストーリーを進めるのが役割でした。そのため、ミッシュン中は空気になりがちでした。
しかし、今作は違います。敵をほとんど倒さないのは相変わらずですが、プレイヤーと共に戦う味方AI(アイエロ、ピアソン、スタイルズ、ザズマン、ターナー)は各々特有の『分隊アビリティ』(上記画像の右側)を持っており、それを発動することでプレイヤーを大いにサポートしてくれます。
ちなみに、各キャラクターによる『分隊アビリティ』のサポート技は以下の通りです。
・アイエロ → 迫撃砲の支援要請
・ピアソン → 敵のマーキング
・スタイルズ → 投てき武器の支給
・ザスマン → 救急キットの支給
・ターナー → 弾薬の支給
今作は前述の「自動回復→アイテム回復」で触れた通り、体力が自動回復しません。その使用上、必然的に被弾を最小限にする立ち回りが求められます。そこで活躍するのが上記の味方AIによる『分隊アビリティ』です。
用途は以下の感じですね👇
・敵との撃ち合い → アイエロとピアソンから支援
・消耗品の補充 → スタイルズとターナーから支給
・最悪の状況 → ザスマンたすけてくれぇー
今作は戦場を生き抜くためには仲間の力が必要となります。なので、他のCOD作品よりも味方AIとの共闘感は大きいです👍
今までのCODミッション中はプレイヤーについてきてセリフをしゃべるだけの味方AIでしたが、プレイヤーをサポートする役割を与えたのは大きな評価点だと思います。
~余談~
ターナーの「弾薬の支給」は全ての銃器に対応しています。ミッションスタート時に所持しているアメリカ製の銃器から道中に落ちてあるドイツ製の銃器に変更してもターナーは弾薬を渡してくれます。つまり、ターナーはゲーム内に登場する全銃器の弾薬を所持しているのです。これによりターナーは”四次元ポケット所持説”が提唱され、20世紀と22世紀を行き来するタイムトラベラーではないかと疑われている。
実装!CODでも本格的かくれんぼ
今作から本格的なステルスミッションパートが誕生しました。
モダンウォーフェアシリーズやアドバンスド・ウォーフェアにも敵に見つからないよう進むステルス演出のステージはあったが、メタルギアシリーズやスプリンターセルシリーズのようにプレイヤー自らが見つからないように考えながらステージを進んでいく本格的なステルスミッションはこの作品が初。(そのはず。)
このステルスミッションのシステムは2020年に発売された『コール・オブ・デューティ ブラックオプス コールド・ウォー』(以下:コールド・ウォー。)にも継承されました。「次回作にも採用=ユーザーから人気が高かった」みたいに捉えられがちですが、今作のステルスミッションパートはゲームプレイの進行を損ねる事象が目立ちました。(後述の「ちょっと残念だった点」に詳細あり。『コールド・ウォー』では改善されてました。)
ありがとう制作陣 QTEはこんぐらいで丁度ええんや
近年、CODキャンペーンモードのミッション中に発生するQTE(クイック・タイム・イベント)はシビアな操作制度を求められるクソQTEが多いです。
👇発生している事象は以下の通り
・ボタンを押す猶予が短い
・ボタンをタイミングが分かりにくい
そして、失敗したら「プレイヤー死亡→ゲームオーバー→チェックポイントに戻る」のムーブ。こんなのが何回も続いたら、せっかくのやる気も消えてしまいます。かつて、私は『モダン・ウォーフェア』と『アドバンスド・ウォーフェア』のクソQTEに苦しみ、戦意を削ぎ落されたことがあります。
しかーし!今作はQTEに対する心配は不要。かなり良心的な難易度になっております☻「失敗=死亡」は同様ですが、ボタンを押す猶予はかなり長いうえにタイミングも明確です👍もうね……今作はね、QTEが発生しても鼻をほじれるほどの余裕があります。(実際に私が鼻をほじりながらプレイしたわけではないから確証はないよ。)ですので、今作ではQTEで気分を害するプレイヤーはそう多くはないでしょう。むしろ、0人説を提唱したいぐらいです。
クリア時間およびステージ数
・クリア時間
4~5時間ぐらい。
・ステージ数
12ステージ。(実質的には11ステージ。)歴代のCODシリーズの中では少ない部類に当たる。(毎回、COD関連のブログでこの文章を書いてる気がする💦)ですが、シチュエーションを少なくしぼった分、「FPSストーリーモードあるある 場所を変えただけで似たような銃撃戦を繰り返す」を回避しています。そのため、ダレることなく途中で飽きることはありません。
💧ちょっと残念だった点
どうしても目についた点を3つ話します。これら3つの共通点は”初見殺し”です。
戦果を残せず散りゆく兵士
最初のステージが初見殺し。しかも、序盤の序盤。出オチ。ゲーム開始、いや正確には主人公ダニエルズをやっとプレイヤーが操作出来るようになった瞬間。闘争本能か逃走本能を剥きだして敵の銃弾を交わして進まなければ、数秒で死ぬ。マジで、死ぬ。敵兵士を1人を倒すことなく死ぬ。銃の引き金を引くことなく死ぬ。そもそも、銃を敵に向ける機会も訪れずに死ぬ。ホントに死ぬ。訓練の成果を追体験してしまいます。リアリティに満ちあふれ過ぎてます。
今作の最初のステージはプレイしてみれば分かりますが、知識ゼロで進んでいくと死あるのみです💀むしろ、制作陣から「死んでみせよ」と命じられてるぐらい💀ゲーム開始時に何が起こるかは実際にプレイし、この記事を読んだあなた自身の目で確かめてください👀
このゲームが戦争の恐ろしさを後世に伝える作品になれればと願うばかりです⭐
レーサーに強制転職🚙💨驚異のレースパート
今作には、車を運転して目標地点を目指す「レースパート」なるものが発生します。これが初見殺しでした……。今、思い出すだけで脳内がエンジン音に呑まれて頭痛がうずきます( ゚Д゚)
理由は以下の3点です。
①うねうねしたコース
②岩という名の障害物
③タイムリミット
1つずつ話していきましょう
①ウネウネしたコース
雑なS字を描いたようなウネウネした悪路を走らされます。ウネウネしてるため、道の行き先が視認しづらいです。そのため、目に映った道が通行可能な道なのか確認を取りづらいです。おまけに、急カーブもあるためぶつかりやすいです。
②岩という名の障害物
通路に何気なく佇む岩がジャマ(笑)やけにデカいし、要所にけっこうな数が設置されてます。とにかくジャマ。マリオカートのバナナが可愛く見えてしまうレベルです☝しかも、①で述べたとおり、コースがウネウネした悪路なので初見では気をつけてもぶつかります。
③タイムリミット
目標地点に到達するまでのタイムリミットが設けられています。その猶予、わずか数十秒………。そう、たった数十秒です………。それゆえ、1度たりともミスを許されません。①で紹介したうねうねコースの行き止まりにぶつかったり、②の障害物に足止めを喰らったりすれば、時間切れでゲームオーバーになってしまいます。しかも、ゲームオーバーになったらスタート地点まで戻されます。
というわけで、①~③をまとめると、このレースパートは「たった数十秒で障害物だらけのウネウネ悪路を針の穴を通すレベルで走破する」という過酷なエクストリーム・レーシングだったわけです🚙
ちなみに、ゲームオーバーになると、スタート地点からやり直しです。早くコースを頭に入れなければ何度も走らされます。私は何回ゲームオーバーになったことやら……。まあ、今となっては良き思い出ですけどね(笑)
1度見つかったら……
前述の「原点回帰?キャンペーンモード」の章で紹介しましたが、今作には「敵に見つからずステージをクリアする」という本格的なステルスミッションパートがあります。
過去作でも一応あったといえばありましたが、指示された手順通りに身を任せていれば基本的に敵から見つからないという一種の演出みたいなものでした。しかし、今作はプレイヤー自身が敵に見つからない方法を考える仕様になっています。そのため、一から攻略ルートを見つける自由度があります。その反面、初見殺しが目立つ部分があり、ゲームの進行を損ねる時が多々ありました。
主にゲームの進行を損ねる原因となった要素は以下の2つです。
①1人称の見にくさ
②1度見つかるとオジャン
1つずつ話していきましょう
①1人称の見にくさ
CODシリーズはFPSゲームであるため、ゲーム画面は1人称視点にです。そうなると、「画面に映る視覚範囲=プレイヤーが操作するキャラの視覚範囲」になります。つまり、メタルギアシリーズやスプリンターセルシリーズのように俯瞰することが出来ないため、壁や障害物の向こう側を覗くことが出来ません。そのため、敵の位置を把握することがかなり困難です。
操作キャラの両目だけでは視覚範囲は他のステルスアクションゲームに比べて圧倒的に狭いです。ましてや、壁や障害物に張り付いて向こう側も見れないため、敵の位置を把握するには、障害物から頭を出すor壁から身を乗り出すを選択せざるを得ません。ですので、敵の位置を把握するだけでリスクが高めです。
まあ、この仕様はこれでリアリティが出てるといえば出ているんですがね。
②1度見つかるとオジャン
敵に見つかった際の話です。
現代のステルスアクションゲームであるメタルギアシリーズやスプリンターセルシリーズ等は、敵から見つかると基本的に以下の流れになります。
敵に見つかる
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警戒態勢
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しばらく隠れる
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警戒解除
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警備兵は何事もなかったかのように定位置へ
しかし、WWⅡは違います。敵に見つかったら、敵を殲滅しない限り警戒態勢は解かれません💀ステージ内にいる敵兵士全員がプレイヤーの位置を把握して一気に押し寄せてきます( ゚Д゚)こうなったら、プレイヤーVS敵兵士10数人が発生します。もうリンチです(笑)ですので、メタルギアシリーズやスプリンターセルシリーズのように「敵に見つかってもしばらく隠れていれば大丈夫だろ」の精神でプレイすると確実に痛い目に遭います。
また、一部のステージでは「敵に見つかる→即ゲームオーバー」という鬼畜難易度もありますので要注意☝
さいごに
というわけで、WWⅡについてダラダラと語っていきました。
「原点回帰」をテーマにした今作。CODシリーズの始まりといえる「第二次世界大戦」を約10年ぶりに浸れるうえに次世代機のエンジンでより一層臨場感のある戦場を味わうことが出来ます。加えて、『分隊アビリティ』や本格的なステルスミッションパート等の新要素も盛り込んだ新旧両方の匂いが入り混じった作品です。その反面、「💧ちょっと残念だった点」で紹介した初見殺しの部分も目立つため、ピーキーな作品とも言えます。そんなマイナス要因もありますが、十分に楽しめる作品でした👍「第二次世界大戦」という史実に記憶された戦場を次世代機の高スペックで臨場感あふれる演出で表現したのは古参勢の私も満足の出来です✌
さ~て、次にプレイするCOD作品は『インフィニット・ウォーフェア』ですね。COD初の宇宙戦を描いた作品です。トレーラーでゲーム映像が公開された途端、不評の嵐が巻き起こったのを覚えています(笑)そんで、発売後もCODユーザーからの評価は芳しくなくクソゲーの烙印を押されてしまった作品のようです。終いには、運営側もクソゲー認定してしまったという話も聞いています。しかーし!キャンペーンモードは面白いと聞いています💨そんなわけで、次は『インフィニット・ウォーフェア』で宇宙という名の戦場に出陣します。
ここまで読んでくれてありがとうございました✋