はじめに
2013年11月15日にソニーから発売されたゲーム機、プレイステーション4。発売後、数多くの傑作ソフトが生まれ、世のゲーマーたちを熱中させました。
2020年11月12日にはプレイステーション5の発売が控えており、プレイステーション4でのソフト発売は終わりに向かっています。せっかくの節目ですので、この際に「これは神ゲーじゃあ!!」と個人的に感じた傑作中の傑作ソフトたちをいくつか挙げてネタバレなしで紹介したいと思います。
なお、選出したソフトは以下の基準を設けております。
・自分がプレイしたソフトのみから選出
・発売前にプレイステーション3以前のハードで発売されたソフトは除外
・プレイステーション3以前のハードで発売されたソフトのリマスター版やリメイク作品も除外
それでは、さっそく傑作ソフトの紹介に参りたいところですが、その前に、傑作ソフトに挙げるか挙げないか迷った末に引っこめたソフトを2つ紹介します。
まず、1つ目
1つ目は、ブラッドボーンです。
フロムソフトウェア開発のデモンズソウルシリーズやダークソウルシリーズに並ぶ高難易度アクションゲーム、俗にいう「死にゲー」の1つです。
プレイヤーをマジで殺しにかかってくる敵を倒しながら、ゴシックホラー風のダンジョンを歩くのは楽しかったです。しかし、個人的にボス戦が肌に合いませんでした😿道中の雑魚敵との戦闘は程よい難しさで歯ごたえがありましたが、逆にボス戦は難しさに体力の多さが加わり、歯ごたえではなく面倒くささを感じてしまいました。面白いソフトではあったのですが、個人的にはボス戦が大きなネックでしたので、傑作ソフトからは引っこめました。
続いて、2つ目
2つ目は、龍が如くシリーズです。上記の「龍が如く0」ではなく、龍が如くシリーズです。
龍が如くシリーズは傑作だと思えるソフトがスピンオフ作品を含めて4作品ありました。ですので、それら全てを挙げると、傑作ソフトを紹介するブログではなく、龍が如くシリーズを紹介するブログに変わってしまうので、私が龍が如くシリーズを始めるきっかけとなったソフトを代表して後述に紹介します。
さて、今度こそ傑作ソフトの紹介に進みます。紹介する順番は、発売日が古い順からになっております。
なお、紹介するソフト全てに以下の3点をお話しします。
①概要(ゲームシステム、ストーリーなど)
②良点(ソフトの良かった点や面白かった点など)
③余談(そのソフトに関するネタやエピソードなど)
上記の3点をなるべく簡潔に表現しようと思います。ですが、最後に紹介するソフトだけ贔屓で少しばかり長文になってしまったのは許してください(笑)
それでは、さっそく見ていきましょう👀💨
傑作ソフト その1
1つ目は、バイオハザード7 レジデントイービルです。(以下:バイオハザード7)
~概要~
2017年1月26日にカプコンより発売された大人気サバイバルホラーゲームのナンバリンク7作品目にあたるソフトです。
新作が発売される度にアクション要素が濃くなっていくバイオハザードシリーズですが、今作では原点であるホラー色が強く出ています。とにかく怖い・・・。心臓が弱い方には死が待ち受けているといっても過言ではない。
ストーリーは、主人公であるイーサン(シリーズ初の一般人主人公)へ3年前に失踪した妻から「迎えに来てほしい」とメッセージが届き、それを基にとある民家へ行き着くが、そこには多くの恐怖が待ち受けていた、といった感じのストーリーです。
~良かった点~
⭐ REエンジンによる美麗なグラフィック
今作では、カプコンが開発した新たなゲームエンジンであるREエンジンを使用しています。それにより、今まで遊んできた過去のゲームとは一線を画すほどの美麗なグラフィックでゲーム内の映像を堪能することが出来ます。人物も風景もそこら辺にある物品も実写を思わせるほどリアルです。文章での表現に限界があるので、実際の映像をご覧ください。
まあ、バイオハザードにて流れる映像を美麗にしたところで、結局グロくて汚らしいんですけどね(笑)
このREエンジンは、後に発売されたバイオハザードのリメイク作品にも使用され、2021年3月の発売を予定している「モンスターハンターライズ」でも使用される予定です。
⭐1人称視点
今作は従来の3人称視点から1人称視点へ変更されなりました。それにより、ホラーによる視覚的恐怖が格段に上がっています。良い意味で、見たくない映像が画面いっぱいに映ります(笑)また、バイオハザード7はVR対応もしているため、さらなる視覚的恐怖を堪能したい方は、ご自身の心臓と相談のうえで遊んでくださいね。
⭐シームレスなゲーム展開
ゲーム開始までにはロードを挟みますが、その後のゲーム中にはロード時間が一切なく、快適に進むことが出来ます。キャラを操作している状態からムービーへの移行もシームレスなので、いきなり恐怖映像が襲いかかり、何度も心臓が止まりそうになります。もはや、ステージを歩くことですら恐怖に感じてしまう程です。
~余談~
⭐続きはDLCにて
発売後にダウンロードコンテンツ(以下:DLC)が配信されました。その内容は、ストーリーモードの続編です。(他にもミニゲームやストーリーの前日譚があります。)バイオハザード7はDLCの続編をプレイして、ようやくストーリーは完結します。ですので、バイオハザード7の世界を最後まで味わうにはDLCのプレイが必須となります。
現在では、上記の画像にある「ゴールドエディション」と呼ばれるバージョンが発売されており、配信された全てのDLCを同梱しています。今からバイオハザード7をプレイする方は、「ゴールドエディション」を購入することを強くオススメします。
傑作ソフト その2
2つ目は、デトロイトビカムヒューマンです。
~概要~
2018年5月25日にクアンティックドリームより発売されたオープンシナリオアドベンチャーです。
このゲームの舞台は2038年のアメリカ・デトロイト。AIやロボットの技術が進歩し、人間のように稼働するアンドロイドが誕生。それにより、人間の労働はアンドロイドに代替えされて失業率が増加。貧富の格差が広がり、アンドロイド製造に反感の声を上げる人々が現れ始めた。さらには、機械にも関わらず、人間と同じく感情を持つようになった「変異体」と呼ばれるアンドロイドも出現し、人間とアンドロイドの共生社会は大きく動こうとしていた。そんな激動の世の中をプレイヤーは、世界初アンドロイド刑事のコナー、家事手伝い型アンドロイドのカーラ、アンドロイドの自由と人権獲得を目指す革命家マーカスと3人のアンドロイドの視点を通してストーリーを進めます。
このゲームは、操作パートとムービーパートをシームレスに行き来しながら進んでいきます。操作パートでは幾度も選択肢を決定する場面があり、プレイヤーの選択肢に応じた行動をムービーパートでキャラクターが取ります。それを繰り返してストーリーが進み、やがてエンディングへと辿り着きます。
~良かった点~
⭐引き込まれる世界設定
このゲームの世界設定はAI技術が発展した近未来です。AI技術によるイノベーションが起きた社会をリアルに再現しています。AI技術で便利になった反面、アンドロイドから仕事を奪われて路上に溢れる失業者たちがいる等の光と闇の部分を見せて、プレイヤーに将来のことを考えさせてくれます。
また、このゲームの根幹には「もし、ロボットに感情が芽生えたら?」というIF要素があります。それを不自然なくゲームの世界に落とし込んでおり、これまたプレイヤーに哲学的な考えを与えてくれます。
このゲームをクリアする頃には、AI技術に対する見方が変わることは間違いないでしょう。
⭐多岐に渡る膨大な選択肢
このゲームのストーリー展開は選択肢によって大きく変化します。最終的には、エンディングもプレイした人によって様々な結末を迎えます。
ゲーム進行はチャプター方式になってますが、1つの1つのチャプターでプレイヤーに要求する選択肢は多岐に渡るため、ストーリー展開が他のプレイヤーと完全一致することは極めて稀と思っても過言ではありません。加えて、1週目で納得がいくエンディングに辿り着くのは基本的に無理ゲーです。ですので、このゲームは1週目でストーリー展開の知識をまっさらな状態で楽しみ、2週目以降で自分自身が望むエンディングを目指すといった具合であり、何週しても飽きさせないつくりになっています。ちなみに、私は8週くらいプレイしました。
⭐シームレスなゲーム進行
概要で触れましたが、このゲームは操作パートとムービーパートを繰り返してゲームを進めていきます。プレイヤーがキャラクターを操作してからムービーに移行するまでに全くロードがなく、スムーズにプレイが出来ます。ゲームの進行はチャプタークリア方式を採用してますが、チャプタークリア後に次のチャプターへ移行するまでのロード時間も短く自然に始まるので止め時を見失います。もう最初のチャプターをプレイしたら一気にデトロイトビカムヒューマンの世界に引き込まれ、長時間このゲームに没頭してしまいます。私はのめり込み過ぎて2日くらいで1週目をクリアし、1週目クリア後に速攻で2週目へ突入しました。
⭐万人層向けのゲーム設定
このゲームには、ゲームオーバーの概念がありません。先述のとおり、プレイヤーがどんな選択肢を取ろうとも、ストーリーは進んでエンディングに必ず到達します。ですので、普段ゲームをプレイしない人にもオススメです。かといって、ゲームに慣れ親しんだ人にとってヌルゲーというわけではありません。脚本が秀逸でゲームの進行には常に緊張感が漂いますし、プレイヤーが何を選択してもストーリーは進むとはいえ前述の通り納得できる展開になるとは限りません。ゲームオーバーにはならないが、失敗は起こる。そんな感じで程よい緊張感を持ちながらこのゲームを楽しめるため、コアなゲーマーも満足できます。
「もし、ロボットに感情が芽生えたら?」というのはベタな根幹ながらも多くの人々に想像させやすいテーマです。かといって、このゲームの「もし、ロボットに感情が芽生えたら?」は従来に渡って世に議論したありきたりな問題ではないので、多くのプレイヤーが感想やこれからの将来を言い合えるのも、このゲームの魅力なのかと思います。
~余談~
⭐主人公の人気投票
1週目をクリアすると、メニュー画面からこのゲームに関するアンケートに回答することが出来ます。
その中で、「3人の主人公の中で、あなたが1番好きなキャラクターは誰ですか?」という設問があります。アンケートに回答すると世界中のプレイヤーたちの回答を基にした投票率を見ることができます。なんと、50パーセント近くのプレイヤーがアンドロイド刑事のコナーを回答していたのです。(2020年11月現在。ちなみに、残りのカーラとマーカスの投票率は、半々ずつ。)
このゲームをプレイした人なら、なんとなく分かるかと思いますが、3人の主人公のうちコナーこそが私たち人間であるプレイヤーの立場に1番近く、プレイヤーの写し絵的立ち位置だったのではないかと思います。あまり触れるとネタバレになるので詳細は省きますが、コナーで辿り着くエンディングが人間とアンドロイドの共生社会によるプレイヤー自身の答えなのだと勝手に思っています。
傑作ソフト その3
3つ目は、ジャッジアイズ 死神の遺言です。(以下:ジャッジアイズ)
~概要~
2018年12月13日にセガゲームスの龍が如くスタジオが開発したリーガルサスペンスアクションです。
あの国民的人気アイドルである木村拓哉さんが主人公を演じることで話題となった作品です。
舞台は、龍が如くでお馴染みの神室町。(東京都新宿区歌舞伎町をモチーフにした街。)木村拓哉さん演じるキャラクターである元弁護士の八神は探偵稼業で細々と生活していた。いつもと変わりない日常を送っていたある日、神室町にて、眼球をえぐられて死体を遺棄する連続殺人事件が発生する。八神は事件の真犯人を突き止めるために調査へ乗り出すが、その事件は多くの人間たちの陰謀が潜んでおり、さらには過去の自分へと繋がっていくことが判明する。といった具合のストーリーです。
ゲームシステムは龍が如く同様のバトルアクションのほかに、尾行や聞き込みといった調査アクションが加わり、龍が如くシリーズに謎解き要素を足したものとなっています。
龍が如くの要素を多く継承している本作ですが、龍が如くの知識は全く必要ありません。ストーリーは舞台は同じだけで、ジャッジアイズの発売前に発売された龍が如くシリーズとストーリーの関連性はないです。龍が如くに登場したキャラクターも出てこないので、龍が如くをプレイしたことない方でも十分に楽しめる内容です。龍が如くとシステムが似ているゲームをプレイする感覚で大丈夫です。
~良かった点~
⭐木村拓哉さんを好き勝手に操作できる
今作最大の特徴ですね。キムタクの愛称で全国民から慕われている木村拓哉さんを操作し、街中で派手にケンカしたり、プレイスポットで遊び尽くしたりと、木村拓哉さんが絶対やらないであろう行動をプレイヤー冥利で味わえます。
敵との戦闘時に木村拓哉さんが「しゃああっ!」と叫びながらアクションスターの如く華麗に敵を打ちのめす姿はカッコよくありながらも笑いがあり、シリアスとシュールが丁度いい具合で融合しています。
さらには、「ちょっ、待てよ!」と言いながら敵を追いかけたり、逆転裁判の主人公である成歩堂くんのように指をさして「異議あり!」と叫んだりとバラエティに富んだ笑いどころがたくさんあります。
もう木村拓哉さん演じる主人公を見てるだけで楽しいソフトです。
⭐サスペンスながらも現代社会を踏まえたシナリオ
連続殺人事件の解明だけあって、ストーリーはサスペンス調に進行します。真相を突き止めたと思ったら新たに謎が生まれるなど、1度プレイしたら止め時を失うほど続きが気になるストーリーです。
さらには、えん罪や高齢化などの現代社会を絡めてあり、主人公の敵味方問わずに登場人物たちの思いが浮き彫りになります。このゲームのキャッチコピーである「正義という名の凶器」のとおり、登場人物それぞれの正義が交錯し、各々が違った魅力をプレイヤーに与えてくれます。
⭐豪華俳優陣が揃い踏み
木村拓哉さん以外にも中尾彬さん、滝藤賢一さん、ピエール瀧さん、谷原章介さんといった有名な俳優さんたちが出演しています。
実在の俳優さんたちが演じることで、今作のシナリオが本当のドラマを見てるかのような感覚になり、プレイヤーはジャッジアイズのストーリーに自然と引き込まれていきます。
主人公の木村拓哉さん以外の俳優さんたちにも着目してもらいたい作品です。
~余談~
⭐出荷および販売中止問題
ジャッジアイズが発売された約3か月後の3月、このゲームに出演していたピエール瀧さんが薬物所持により逮捕される事件が発生しました。
それにより、セガゲームズはジャッジアイズの出荷およびダウンロード販売を中止しました。市場に出回るジャッジアイズの数が減ったことにより、パッケージ版の価格が高騰しました。発売から3か月経ったにも関わらず、中古でさえ7,000円を越えることになりました。ちなみに、新品では1万円を越えたこともあったらしいです。現在では、さすがに並みの中古価格ほどに落ち着いています。
その後、セガゲームズはピエール瀧さん演じるキャラクターをゲームオリジナルキャラクターに切り替えた「ジャッジアイズ新価格版」を発売し、ジャッジアイズをプレイしたいゲーマーたちに救済措置を講じたのでした。
ただし、中古のゲームショップで通常版も普通に店頭で並んでいます。ピエール瀧さんを観たい方は中古のゲームショップへ足を運んでください。
傑作ソフト その4
~概要~
2019年3月18日にカプコンより発売された、スタイリッシュアクションの代名詞であるデビルメイクライシリーズ(以下:DMCシリーズ)5作品目のナンバリングタイトルであり、シリーズの集大成ともいえる作品です。
3人の主人公であるネロ、V、ダンテによる三者三様のアクションを駆使して、敵を華麗に爽快に蹴散らしてステージをクリアしていくアクションゲームです。
物語の舞台は、前作のデビルメイクライ4(以下:DMC4)の5年後。突如として降臨した魔王ユリゼンをプレイアブルキャラのネロ、V、ダンテたちが討伐しに向かうといった、王道バトルマンガ的なストーリーです。
~良かった点~
⭐三者三様のスタイリッシュアクション
DMC5は、ネロ、V、ダンテの3人がプレイアブルキャラとなっており、キャラによって全く別物のアクションと操作感が用意されています。各々が個性的なモーションを持っているため、プレイヤーを飽きさせません。どんなアクションをするのかは、以下の通りです。
・ネロ→剣と銃とロボットアームといった武器駆使したアクション
・V→鳥、豹、ゴーレムといった召喚獣を駆使したアクション
・ダンテ→多彩な武器と攻撃モーションが変化するスタイルチェンジを駆使したアクション
また、DMC5は、先述のバイオハザード7同様にREエンジンを使用しています。美麗なグラフィックは、プレイヤーキャラのアクションに爽快感を生み出すのに一躍買っており、シリーズ最高のスタイリッシュアクションが身に染みること間違いなしです。
⭐全ての層に向けたゲーム設計
今作は、DMCシリーズ初プレイの方またはアクションゲームが苦手なライトユーザー、逆にシリーズ大ファンまたはアクションゲームに自信があるヘビーユーザーに答えたシステムになっております。下記の通り、内容を2点ずつ紹介します。
👌DMCシリーズ初プレイorライトユーザー向け要素
・過去作の振り返り映像
約5分ほどでDMC1~4のストーリーを振り返るムービーが用意されています。シリーズを一度手に取ったことがないユーザーも過去作との繋がりを理解でき、今作のストーリーに没入できます。ただ、過去作を知らないと今作のストーリーから置いてけぼりを喰らうわけではありません。DMC5のストーリーは、敵の親玉を倒しに行くシンプルな展開なので、ちょっとだけDMCのヒストリーに触れたい人向けです。
・オートマチックアシストによるアクション
アクションが苦手なプレイヤーへの救済措置です。
DMCはシリーズを通して、プレイアブルキャラに多数の技が用意されています。その分、技のコマンドが覚えなくてはいけないうえに、この技から次はどの技が繋がるのか判断するのが難しいです。しかも、今作は3キャラで各々が違ったアクションを繰り広げるため、全キャラを使いこなしていくには至難の業です。
そういった悩みを救済するのが今作から新たに搭載されたオートマチックアシストです。簡単に説明すれば、オートマチックアシストをオンにすれば攻撃ボタンを連打してるだけでキャラが状況に応じた技を勝手に選んでコンボを繋いでくれます。ですので、DMC5のアクションに慣れないプレイヤーでもサクサク敵を倒してストーリーを進められるし、これからDMC5を極めたい人にとってはコンボのお手本をイメージしやすくしてくれます。
シリーズ初心者およびアクションが苦手なプレイヤーにとって配慮がなされていると思った機能でした。
👌ヘビーユーザー向け要素
・シリーズ集大成に相応しいストーリー
「DMCシリーズ初心者orライトユーザー向け要素」にて、「ストーリーは過去作を未プレイでも大丈夫ですよ」と書いておりますが、今作は過去作を触れた分だけストーリー展開に熱くみなぎるものを覚えます。ネタバレになるので、詳細は省きます。シリーズファンの方なら分かるかと思いますが、まさか今作の最後にあのキャラが登場するなんて思ってなかったですよね(笑)
・高難易度で限界に挑戦
DMCシリーズでは恒例になってる高難易度の攻略です。今作でもハードモードの上にベリーハードモードがあり、さらに、ベリーハードモード+一撃喰らったら即死の難易度が用意されています。骨の髄までスタイリッシュアクションに染み込ませたい方はチャレンジしてください。(私は未プレイです。)
~余談~
⭐スペシャルエディション発売決定
2020年11月12日、DMC5に新たな要素を足した「DMC5 スペシャルエディション」が発売されます。プレイアブルキャラにシリーズ人気キャラのバージルを追加。ゲームモードでは、ゲームスピードが1.2倍になるモードや敵が大量に増える新たな難易度が追加されます。これからDMC5をプレイする方はスペシャルエディションで
遊びましょう。(ただし、対応ハードはプレイステーション5等の次世代機になるので注意)
傑作ソフト その5
最後を飾るのは、THE LAST OF US PARTⅡです。(以下:ラスアス2)
~概要~
2020年6月29日にノーティドッグから発売されたサバイバルホラーゲームです。
謎の寄生菌に感染された人々が自我を失って凶暴化し、無差別に人々を襲うようになった荒廃した世界を描いた前作「THE LAST OF US」(以下:ラスアス1)の5年後を舞台とした続編です。
今作は、前作の主人公であるジョエルからジョエルの旅仲間エリー(上記の画像に映ってるキャラ)へ主人公が変更されました。エリーは、相変わらず寄生菌による感染者が蔓延った世界の中、とある事件をきっかけに「復讐」の旅へ出立することになります。なぜ、「復讐」の旅に出るのかはネタバレを防止するため詳細を一切省きます。ただし、後述でも触れますが、ストーリーに関しては賛否両論が沸き起こり、万人ウケでないことを最初に言っておきます。
このゲームは、バイオハザードと同様にサバイバルホラーとジャンル付けされますが、ゲーム性はメタルギアシリーズのように敵に見つからずに進んでいくステルスアクションゲームに近いです。要約すれば、ステージ上に配置されたバイオハザードのクリーチャーっぽい敵とメタルギアの見回り兵っぽい敵の目を盗みながらゴールまで到達するゲームだと思えばイメージしやすいです。
~良かった点~
⭐「復讐」をテーマに描かれる濃厚なストーリー
概要でも触れましたが、ラスアス2におけるストーリーの根幹は「復讐」です。「復讐」をテーマに荒廃した世界でキャラクターが織りなす血みどろなドラマは観る者に様々な感情を抱かせます。
ただし、「復讐」というテーマがあまりにも重々しすぎたために、ゲームをプレイした多くのユーザーから酷評されました。賛辞を述べるプレイヤーがいる一方で、「ストーリーが陰鬱だ」、「クリアしても後味が悪い」といった否定的な意見が多く沸き起こりました。
実際、ストーリーは暗くて陰鬱です。しかし、個人的にストーリーは傑作だと思ってます。理由としては、「ラストオブアス」というフィクションの世界に、「現実世界がラストオブアスみたいになったら、現代人はこんな行動するだろ」って感じばかりのキャラクターを見事に違和感なく落とし込んでいたからです。フィクションの世界なのに、どこか現実味を帯びたキャラクターが生々しく描かれ、「ラストオブアス」という世界に生きる人々の生き様がこれでもかってぐらい伝わってきます。
確かに、「陰鬱だ」とか「クリアしても後味が悪い」といった否定的な意見が出るのも分かりますが、それを踏まえてもストーリーは素晴らしいと思います。
⭐サバイバルとステルスが組み合わされたゲーム性
概要でも触れましたが、ラストオブアスシリーズは「(バイオハザード̟̟+メタルギア)÷2」のようなゲームシステムです。
十分に物資が行き届いてなそうな僻地から使えそうな物品を拾ってアイテムにしていくのはバイオハザードに近く、敵に見つからないよう隠れたり時にはキルしたりするアクションはメタルギアに近いものがあります。バイオハザードのサバイバル要素とメタルギアのステルス要素を混ぜ合わせた具合です。数少ない物資から状況に応じた装備を作り、敵地に潜入していくゲームプレイは緊張感と達成感が存分に味わえます。「でも、拾ったアイテムをやりくりしながらゲーム進めるから難易度が高いんじゃない?」と思うかもしれませんが、ご安心ください。ラスアス2は、「敵の体力を減らす」や「拾える物資を多くする」などなど、細かな部分まで難易度を設定できるので、ゲームが得意でない方でも全てクリアできるよう特段の配慮が施されています。
ついでに付け足すと、グロテスクな見た目をしたクリーチャーと戦う様はバイオハザードに近く、プレイヤーキャラと何かしらの因縁がある生身の人間と戦う様はメタルギアに近いものが感じられます。
⭐シームレスなゲーム展開
このゲームでロードに時間を要するのは、メニュー画面からゲームをスタートする時と次のステージに移行する時だけです。それ以外は基本的にロードを要しません。つまり、上記で紹介した「「復讐」をテーマに描かれる濃厚なストーリー」と「サバイバルとステルスが組み合わさったゲーム」の部分を途切れなく快適に味わえます。デトロイトビカムヒューマンと全く同じ感想になりますが、スムーズ過ぎて止めるタイミングを失います。
~余談~
⭐前作めちゃ安いから、まずは前作からやりましょう
言い忘れてましたが、ラスアス2はプレイする前に、前作のラスアス1を手に取ってクリアしてからやるべき作品です。詳細を話すとネタバレになるので語りませんが、ラスアス2はラスアス1あっての存在です。もはや、1と2がセットになって1つの作品になってるといっても過言でないかもしれません。
現在、ラスアス1のプレイステーション4HDリマスター版は千円札約2枚で購入できる良心的な値段になっています。なので、ラストオブアスシリーズをプレイしたことない方はラスアス1を千円札約2枚と引き換えに遊んでみましょう。そして、ラスアス1で感動的なエンディング(?)を観終わった後、ラスアス2をプレイして「この作品は一体なんなのだ!」と驚いてほしいです(笑)
まとめ
個人的な傑作ソフト5作品を好き勝手に思いのまま紹介いたしました。5作品に絞ったというものの、やりたくても未だにプレイしていない作品も多々存在するので、もしかしたら気が変わるかもしれません。
プレイステーション5発売まで、もはや秒読みの段階まで来てますが、プレイステーション5の時代が到来しても私はプレイステーション4のソフトを発掘してプレイすることでしょう。それぐらい、まだまだプレイステーション4に対して未練タラタラです。上記の挙げた5作品以外でオススメのソフトがあったら教えてほしいです。
最後に、もう一度振り返りのため、5作品を並べます。
⭐バイオハザード7 レジデントイービル
⭐デトロイトビカムヒューマン
⭐ジャッジアイズ 死神の遺言
⭐デビルメイクライ5
⭐THE LAST OF US PARTⅡ
この中でどれか1位を選べと言われたら、デトロイトビカムヒューマンかTHE LAST OF US PARTⅡの2択ですね。気が向いたら、この2作品は他の記事にまとめて詳細を綴っていきたいなあと考えてます。いつになるかは分かりませんけどね。
それでは、このへんで終わりにします。くそ長い文章を読んでくれてありがとうございました💨